1997-02-12 ◆<星>オーチャード界隈の店舗賃貸料下降 【シンガポール】オーチャード・ロードの小売りスペースは1階部分に関しては今年も安定を維持する見通しだが、2階以上のスペースに関しては10~15%の下降が予想されている。 昨年オーチャード・ロード界隈の優良店舗賃貸料は1階部分については1995年当時と同じ平方フィート当たり33Sドルの水準を維持した。しかしながら不動産コンサルタント会社エドモンド・ティエによれば、2階以上の階のスペースは平方フィート当たり16Sドルと、前年比11%の下降を見た。 郊外の1階及び2階以上階の店舗スペース賃貸料は昨年平方フィート当たり平均23Sドルと15Sドルだったが、新規供給がないことから今年も同レベルを維持する見通しだ。しかし来年は25万5000平方フィート、1999年までには更に50万平方フィートが追加されるため、下降圧力がかかりそうだ。 リチャード・エリスのアナリストによれば、店舗スペースの入居率が下降すれば、賃貸料も下降するが、たとえ小売り市況の低迷で、一部の店舗がクローズしても、これを補填する入居者が存在する限り下降しない。昨年はKマート、レーン・クロフォード、ギャラリー・ラファイエを含む主要小売業者6店がクローズした。シンガポール小売業者協会(SRA)のテー・バンリャン会頭によると、同業界が生存し続けるには店舗賃貸料の20%カットが必要と言う。賃貸料は当地小売業界営業コストの40%を占めており、賃貸料の20%カットは営業コストを8%下降させる。しかし他の業界筋はもう少し劇的な変化が必要で、旧正月シーズン後には大きな動きが生じると予想した。(BT:2/11)