1997-02-12 ◆<星>シングテル、セル式電話アップグレード遅延 【シンガポール】シンガポール・テレコム(シングテル)は1994年にアナログAMPS(アドバーンスト・モービル・フォーン・システム)セル式電話のアップグレード入札を募集したが、未だに契約を発注していない。 同非公開入札にはエリクソン、ノーザン・テレコム、AT&T、モトローラを含む5社が応札した。シングテルは依然としてCDMA(コード・ディビジョン・マルチプル・アクセス)方式とTDMA(タイム・ディビジョン・マルチプル・アクセス)方式のいずれを採用するか、決しかねているようだ。シングテル・スポークスマンは、昨年締め切った入札の発注が遅れているのは、シングテル・モービルがデジタル方式のAMPS技術の評価を完了していないためとしている。シングテルのAMPSユーザーは1995年時点で7万人存在したが、その後開始されたデジタル方式のGSMやPCNサービスに乗り換えた者も多く、その数はかなり減っているものと見られる。 その実シングテルはAMPSの他にETACS(エクステンデッド・トータル・アクセス・コミュニケーションズ・システム)と言う別のアナログ・サービスを提供しているが、こちらは2000年にサービスを打ち切る方針だ。ETACSの顧客にはPCNもしくはGSMサービスへの乗り換えパッケージが提供されている。業界観測筋によれば、ETACSのアップグレード市場はシングテルばかりでなく、今年4月からサービスを開始するモービルワンにとっても重要なターゲットになるものと見られる。現在シンガポールではAMPS、ETACS、GSM、PCNの4つのセル式電話サービスが提供されているが、モービルワンは新たにCDMA技術に基づくサービスを提供すると言う。(ST:2/11)