1995-03-21 ◆<星>エンポーリアム、専門店通じ域内市場開拓 【シンガポール】香港のIHDホールディングズの出資を得て87年に倒産の危機を切り抜けたシンガポール最古参の百貨店グループ、エンポーリアムは、国内業務の一層の統合再編を図ると同時にフランチャイズやディストリビューション契約を通じて域内市場に専門店チェーンを展開する計画だ。 エンポーリアム・グループの95年3月末締め年度の営業額は87年の7000万Sドルから2億3000万Sドルに拡大する見通しだが、純益は昨年並みの280万Sドルが見込まれている。同社の店舗網も87年当時の24店(小売り21、レストラン3)から37店(オリエンタル百貨店/スーパー21、チョパヤ・タイ・シーフード・レストラン2、オリエンタル・レストラン2、スポーツ・スポッツ9、その他専門店3)に拡大したが、爆発的な小売りスペースの供給拡大や、同グループが居城とする郊外住宅団地への競争他社の相次ぐ進出で再び脅威に晒されている。こうした中で同社は周辺住民の老齢化に伴い業績が振るわなくなった旧店舗の整理や、ニュータウンへの新店舗の展開に加え、向こう1年間にマレーシアやインドネシアにスポーツウェアー専門店やギフト・ショップ・チェーンを展開する計画だ。しかしこの種の新市場開拓には時間と忍耐を必要とするため、依然として国内業務の強化に力点が置かれると言う。(ST:3/20)