1997-03-07 ◆<星>HDD生産過剰で部品納入業者に打撃も 【シンガポール】ディスク・ドライブ(HDD)メーカーの今年の生産計画は、当初予想された今年の出荷量を20%上回っており、生産計画が下方修正されるなら、部品供給業者が打撃を受ける見通しだ。 国際ディスク・ドライブ装置・材料協会(IDDEMA)が5日主催したアジア・コンピューター記憶装置会議の席上、米国拠点の市場調査会社トレンドフォーカスのジョン・ドノバン副社長が語ったところによると、問題はこうした強気な計画を今年一杯維持できるか否かにかかっている。 一般にHDDメーカーは時の経過とともに計画を下方修正し、不均衡は最終的に調整される。メーカーは今年初には1億7800万ユニットの製造を計画、予想された年間出荷台数1億3200万ユニットを35%上回っていた。しかし今ではメーカーの計画生産台数は1億7000万ユニットに下方修正されている。実際の出荷台数が生産台数の60~85%なら適正な在庫レベルが保てる。 スタート段階における過剰な生産計画は一般的だが、仮にPC(パソコン)の出荷台数の伸びが18%を割り込めば、地元部品メーカーは影響を受ける。PC需要は年央までは健全な成長レベルを維持する見通しだが、問題は企業のアップ・グレード需要が今年一杯維持されるか否かである。とは言えPCメーカーの在庫水準は今年は比較的良好な状態に保たれていると言う。 一方、ディスク・トレンドのジェームズ・ポーター社長によると、PC用デジタル・ビデオ・ディスク・ドライブ(DVD)の出荷台数は昨年の3万1700ユニットから今年は180万ユニットに拡大、1999年には3400万ユニットに達する。またウェスタン・ディジタルのゲイリー・マイスター副社長によると、ネットワーク・コンピューターの出荷台数は昨年の1万台から2000年には250万台に達すると言う。(BT:3/6)