1997-03-13 ◆<星>エイサー国際の増益率、4.7%に鈍化 【シンガポール】メモリ・チップの値下がりや一部子会社の営業不振からエイサー・コンピューター・インターナショナル(ACI)の増益率(純益)は1995年の19%から昨年の4.7%に鈍化した。 ACIが11日発表したところによれば、昨年の純益は3250万Sドルと、アナリストらの平均予測値3470万Sドルを下回った。営業額は前年比30.7%増の11億4000万Sドル、1株益は前年の22.76セントから19.62セントに下降、ネット・マージンは3.6%から2.8%に縮小した。 ウィリアム・ルー重役(CEO)によると、昨年の純益は困難な在庫管理の影響を受けた。同社は在庫リスクを最小限に抑えるよう努力したが、メモリ・チップの85%の値下がりは、在庫管理を困難に陥らせた。ロシアの政情不安も純益に影響を及ぼしたが、同問題が今年も繰り返される恐れは少ない。 オーストラリアの売れ行きも鈍く、コンシュマーPC(パソコン)は堅調だったものの、ワランティーと在庫水準を適正に維持することができなかった。しかしオーストラリア・ビジネスは今年は回復する見通しだ。南米子会社の持ち株比率の引き下げも、純益に影響を及ぼしたが、反面1910万Sドルの特別項目利益をもたらし、ボトムラインは5160万Sドルに達した。 PC販売が売上全体の66%、ノートブックPCが10%、サーバーが5%、周辺機器が残りを占めた。コンシュマーPCの売上は70-80%、コマーシャルPCは25%、ノートブックは20%の伸びを見たものの、サーバー売上は下降した。(BT,ST:3/12)