1997-03-20 ◆<星>イントラコ、ルノー大型車流通代理権獲得 【シンガポール】多角経営路線を歩む政府系地元商社Intracoは、ルノー大型車の流通代理権を獲得、日本車に支配された市場への進出を図る。 イントラコは傘下のプライム・モーターズ(前社名プレスティッジ・オートモービル)を通じてルノー大型車の流通業務を手がけるものと見られる。後者は1年ほど前にGMホールデンの乗用車やLDVバンの流通代理権も獲得している。 ルノー大型車部門のYves de Thomason氏によると、イントラコとの流通代理交渉は6ヶ月の協議を経て妥結、今年初から発効している。イントラコが販売を手がけるプレミアム・シリーズのトラックと牽引車はユーロ2エンジンを装備、欧州の排ガス基準を満たしている。ちなみにシンガポールでは今年7月1日からユーロ1排ガス基準が導入される。 昨年のシンガポールにおける10トン以上の大型車両の販売台数は1751台で、ルノーは0.4%のシェアを占めたに過ぎないことから、短期的にイントラコの業績に顕著に貢献することはないものと見られる。同カテゴリーでは三菱とニッサンが50%と23%のシェアを占めている。 アナリストは、自動車ビジネスはイントラコの1995年の純益に約50%貢献したが、今年は15%程度に下降するものと予想している。ローバー、ホールデン、そしてMGFの販売成績は低調で、レンタル/リース・ビジネスもハイコストに悩まされていると言う。(BT:3/19)