2020-10-12 ◆印パ和平を提唱したジャスワント・シン氏が82歳で死去

【ニューデリー】ニューデリーとイスラマバードをアグラにおけるカシミールをめぐる和平交渉において驚くほど接近させたインドのジャスワントシン元外相が9月27日、当地で82歳で亡くなった。
シン氏は2009年8月にムハンマド・アリ・ジンナーに関する本を書き、そこでパキスタン建国の父を世俗派として称賛、インド分断の咎をサルダール・パテルとジャワハルラール・ネルーに帰した。この時以来ナレンドラ・モディ氏は、インド人民党(BJP: Bharatiya Janata Party)内でシン氏のイデオロギー的ライバルになった。モディ氏は、党内で同書に反対するロビー活動を展開、同書はグジャラート州でモディ氏立ち会いの下焼却された。モディ氏は、同書はグジャラート州の象徴サルダール・パテルを侮辱したと主張した。シン氏は党から追放され、後に復帰したものの、2014年の選挙では党の公認が得られなかった。このため、シン氏は無所属で出馬した。
シン氏は、ジンナの本をめぐる論争の中で、ドーンTV(Dawn TV)のインタビュー応じ、「同じ胎内から生まれたインド、パキスタン、バングラデシュ3カ国の平和を支持する選挙民を拡大するために働きたい」と語った。

彼は、2001年7月に、アタル・ビハーリー・ヴァジパイ当時首相とペルベス・ムシャラフ将軍の間の合意の最終草案を具体化するために、パキスタン側交渉相手と懸命に協力したと語った。アグラサミット崩壊後、平和のキャラバンは行き詰まったが、転覆した訳ではないと彼は述べた。(この一文は2020年9月28日にドーン(Dawn)に掲載された。)
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