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1995-03-25 ArtNo.1004
◆<比>大統領立調査委員会、重要証人欠席で審理延期
【マニラ】フィリピン人メイド(フロアー・コンテンプラシオン)のシンガポールにおける処刑事件を調査するためラモス大統領により設置された調査委員会は24日、重要証人が欠席したため、審理を延期した。
コンテンプラシオンは91年に他のフィリピン人メイド(デリア・マガ)とシンガポーリアン児童(ニコラス・ホワン)を殺害した廉で処刑されたが、現場でメイドの死因隠蔽に関する児童の父親の会話を聞いたと新事実を明らかにした第3のフィリピン人メイド(エミラ・フレニラ)がこの日の審理で証言するはずだった。また政府人権委員会のSedfrey Ordonez委員長の証言も予定されていたが、いずれも姿を現さなかった。調査委員会のEmilio Gancayco議長は、調査委員会は性急に結論を出す必要はないとし、また調査の過程でシンガポール当局にも協力を求める考えを明らかにした。 一方、この日与党の選挙キャンペーンに加わったラモス大統領は記者の質問に対して「我々はフィリピン人が国際社会から敬意を払われるよう全世界にフィリピン人の団結の強さを示すべきだ」と述べ、更に示威運動を展開する大衆に対して「もっと大きな声でスローガンを唱え、我々の声をシンガポールアンの耳に届かせよう」と激励した。(ST,LZ:3/25)
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