SEAnews 1997-04-11 ArtNo.10080

【シンガポール】米国の油圧機メーカー、ヴィッカーズ・インクは9日、チャンギに1000万Ｓドルを投じて設けたアジア事業センターをオープン、同時に経済開発局(EDB)からビジネス本部ステータスの認定証を受領した。
ジョン・ウェバー社長及び同社幹部によると、ヴィッカーズはアジア大平洋地域の営業額を昨年の1億米ドルから数年内に5億米ドルに拡大する計画だ。同社は以上の目標を達成するため、域内投資の加速、新製品の開発強化、顧客やビジネス・パートナー／政府機関との協力拡大を図る。アジア大平洋地域ビジネスは年率5％の成長を遂げており、他地域の2～3％を上回る。このため同社は特に中国、インド、シンガポールへの投資を拡大する計画だ。
チャンギ・インダストリアル・エステートに設けられた4万2000平方フィートのセンターは、アジア本部として域内の経営／販売／市場開拓／訓練／情報技術(IT)・法人サービスを統轄する他、ポンプ／バルブの組立／検査、ロジスティクス、資材調達等も手がける。同社はシンガポール・オフィスを通じてインドのボンベイ、プーナ、中国の蘇州工業パークに設けた製造施設を監督していると言う。(ST,BT:4/10)