SEAnews 1997-04-19 ArtNo.10183

【プーナ】BASF Lacke+Farben AG(BASF L+F)は、中核とする自動車用塗料のＯＥＭ(相手先商標)サプライヤー・ビジネスに専心する狙いから、年内にBeck Electrical Insulation Systemsのビジネスを売却する。
BASF L+F子会社のDr Beck +Co Indiaは世界的には電気絶縁ビジネスを手がけているが、インドにおいては塗料ビジネスにも関わっている。Dr Beck +Co India幹部によると、BASF L+Fの再編に伴い、Dr Beck +Co Indiaは今年第4四半期にも新たな事業体に変身、その塗料ビジネスはＢＡＳＦグループ内に留められる。Dr Beck +Co Indiaには、ＢＡＳＦが51％、マヒンドラが26％投資、残りは一般投資家が握っている。マヒンドラは出資を停止する考えだ。
Dr Beck +Co IndiaのAnkleshwar(ｸﾞｼﾞｬﾗｰﾄ)工場は絶縁システムの製造を手がけているが、Pimpri工場は塗料製造も手がけており、同工場をどのように処分するかはなお検討を要する。同社はこの他、ドイツ、英国、ブラジル、スペインの工場で絶縁システムの製造に従事しているが、絶縁ビジネスと建設用化学品ビジネスは全て売却されると言う。(IE:4/16)