SEAnews 1997-05-24 ArtNo.10600

【ホーチミン】ホーチミン市北方17キロのソンベ省にスンバワン・グループに率いられるシンガポール企業コンソーシアムとソンベ・コマーシャル・インポート・エクスポートCoが51：49の出資率で開発を進めるベトナム・シンガポール・インダストリアル・パーク(VSIP)の第1期工事は95％完成、既に内外の企業13社が建て売り工場を購入し、別に3社が工場の建設を開始している。
ＶＳＩＰの張継光重役(GM)が22日、同パークを視察したジョージ・ヨー情報芸術相兼第2通産相一行に報告したところによると、昨年11月にトニー・タン副首相がベトナムを訪れて以来、ベトナム政府はＶＳＩＰが外国企業に投資ライセンスを発行するのを認めており、またベトナム政府により敷設された11キロの水道管により飲料水の供給も確保された。建て売り工場の価格は115万－130万米ドルで、賃貸期間50年。シンガポール／ベトナム両国政府はまた技術訓練センター開設計画の詳細に関しても合意に達しており、初年度にはベトナム人の高卒100人に機械エンジニアリング等の訓練が施される。コースを修了した者は、シンガポールの第2級全国技術労働者と同レベルの技術を備え、ＶＳＩＰで3～5年就業することが義務づけられると言う。
ソンベ省の500ｈａの土地に8年内に3期に分けて2億5000万米ドルを投じて開発されるＶＩＳＰは、2004年の完成時には5万人の就業機会を創出、年間10億米ドル以上の生産額を実現するものと見込まれている。(LZ:5/23)