SEAnews 1995-03-31 ArtNo.1079

【ジャカルタ】インドネシア体育理事会は、財政基盤を補強し、より積極的にスポーツ振興を図る狙いから国内経済界のトップ・ビジネスマン63人を新理事に指名した。
新たに発足した理事会にはサリム・グループのスドノ・サリム氏、シナル・マス・グループのエカ・チプタ・ウィジャヤ氏、バクリー・グループのタンリ・アブン氏、スハルト大統領と親密な関係を有する木材王ボブ・ハッサン氏らが名を連ね、理事長にはスハルト大統領と姻戚関係を有する元陸軍司令官のウィスモヨ・アリスムナンダル将軍が就任、また首都ジャカルタの治安改善で名声を上げた前ジャカルタ軍区司令官のヘンドゥロプリヨノ将軍と前ジャカルタ警察長官のモハメド・ヒンダルト将軍の2人が理事長補佐を務める。更にインドネシア政界に太いパイプを有するとされるやはり著名なビジネスマンのスドゥウィカトゥモノ氏がビジネスマン・チームの調整役を担当する。新理事会はスポンサーシップを設けてスポーツの振興を図ると言う。(BT:3/30)