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1995-04-01 ArtNo.1086
◆<星>プンカルン、サンシャイン・アライドに公開買付提案
【シンガポール】マレーシア企業プンカルン・ホールディングズは木曜(3/30)シンガポール拠点の食品・製菓グループ、サンシャイン・アライド・インベストメンツLtd(SAIL)株主に対して1株2.26Sドルで公開買付を提案した。
これはSAILの会長を務めるマレーシア人実業家イシワル・ナハパン氏が、英国上場会社グランド・セントラル・インベストメンツ・ホールディングズの支配株(1250万株:総発行株式の61.5%)を昨年12月と今年3月の2回に分けてプンカルンに合計1000万ポンド(S$2280万、1株80ペンス)で売却したのに伴うもの。同売却価格は1株当たり純有形資産18ペンスの4倍強に相当する。ナハパン氏は85年に、当時まだ弱小会社にすぎなかったグランド・セントラルを1株10ペンスで買収、その後90年に、マレーシア人実業家リー・ミンテー氏が所有していたサンシャインの乗っ取りに同社を利用した。グランド・セントラルは現在、英国内で製菓業務を行うほか、シンガポールのサンシャイン(36.2%)、豪州上場のネットワーク・フーズLtd、またサンシャインを通じてインドの上場会社ロータス・チョコレートCo Ltdを支配下に置いている。今回のグランド・セントラルの支配権益の移転にともない、プンカルンはサンシャイン株主に対してシンガポールの法規に従い公開買付を提案したが、グランド・セントラルは資産の大部分を海外に保有するため、英国の企業買収法の対象にはならず、プンカルンは同社株主に対する公開買付を行う義務を負わない。 モハド・アリ・タン氏一族に支配されるプンカルンは保険、証券仲買、不動産、製造、貿易事業を手掛けている。またナハパン氏はサンシャインに重役としてとどまるよう求められているという。(ST,BT,STAR:3/31)
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