SEAnews 1995-04-10 ArtNo.1188

【シンガポール】シンガポール証取(SES)上場Ｃｏｓｃｏインベストメント(S)Ltdの子会社コスコ・シンガポールPte Ltdは7日、各2万7000重量トン(DWT)のバラ積み船2隻の建造を中国船舶工業貿易公司(ﾁｬｲﾅ･ｼｯﾌﾟﾋﾞﾙﾃﾞｨﾝｸﾞ･ﾄﾚｰﾃﾞｨﾝｸﾞ･ｶﾝﾊﾟﾆｰLtd)、滬東造船廠(ﾌｰﾄﾞﾝ･ｼｯﾌﾟﾔｰﾄﾞ)、紅宝山船務公司(ﾙﾋﾞｰﾓﾝﾃ･ﾏﾘﾀｲﾑ･ｲﾝｸ)から成るコンソーシアムに3860万米ドルで発注した。これら2隻は97年末に引き渡される予定だ。
世界最大級の600隻以上の船団を擁するチャイナ・オーシャン・シッピングCo(COSCO)傘下のコスコ・シンガポールは今年内にその船団を現在の10隻から15～20隻に拡大する。同社は昨年5000万米ドルを投じて各4万ＤＷＴの2隻のバラ積み船を日本の造船会社に発注しており、これらは来年引き渡される。今年は1500万米ドルで中古船1隻を購入する他、4隻をリースする計画だ。目下所有する10隻の船団の内2隻がシンガポール籍で、新造船はいずれもシンガポールで登録されるため、その数は6隻に拡大する。同社は10％の優遇法人税率を享受できる公認国際海運会社(AIS)の認可を得ている。(ST,BT,LZ:4/8)