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	1997-10-07 ArtNo.12311 
	◆<星>シンガポール・ワンはNCに打って付け:オラクル 
	【シンガポール】オラクル・シンガポールのロック・スンチュー重役(MD)は、「シンガポール・ワンはネットワーク・コンピューター(NC)に打って付けの環境」と語る。 
  例えば学校に据え付けられたPC(パソコン)1台1台にはどれほどの機能が必要とされるのか。こうしたPCを常に機能し得るよう維持し、新たな技術環境に適応できるようにアップグレードするにはどれほどのコストと労力を必要とするのか。メモリは低廉になっているが、仮に50Sドルにしても1万台のPCをアップグレードするコストは少額ではない。 
  ロック氏はウィンドウズ3.1で十分満足していたが、ウィンドウズ95に転換した際には、1週間以上を費やして最初からおさらい、しかも第1週のトライアルは全てエラーだった。 
  また従業員に各1台のデスクトップPCを宛う企業は、操作ミスを恐れて、プリンター・ポートやハード・ディスクをロックした上、なおビールスの侵入を懸念している。 
  ロック氏によれば、こうした全ての問題を解決できる万能薬がNCと言う。NCは電話機やテレビの受像器のようなもので、アップグレード、デバグ、プロテクションと言った問題は全てサーバー・レベルで処理される。 
  オラクルはNCを製造していないが、もしデスクトップをNCに転換するとなれば、より大規模なサーバーが必要になる。オラクルの出番はそこからで、同社は最終的なNCソルーションの構築を支援する。 
  同社の最新製品オラクル8は、新世代の情報管理システムで、あらゆる種類の情報、あらゆるアプリケーションを如何なるスケールでも処理することができる。同社は目下某石油会社に支援を提供しているが、今後は製造業界及び金融業界もターゲットとし、シンガポールにおける地歩を一層強化する計画と言う。(ST:10/6) 
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