SEAnews 1997-10-23 ArtNo.12531

【クアラルンプル】ロータス・セールス＆サービシズSdn Bhdは、向こう2年間にＩＢＭコープと共同でマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)に1000万Ｍドルを投じ、ソフトウェア・ポーティング・センターと研究開発(R&D)施設を兼ねるアジア太平洋地域教育センターを開設する。
ロータスのピーター・ゴー重役(GM)が21日明らかにしたところによると、同センターでは、シンガポール・デベロプメント・センターのスタッフがマレーシア・スタッフと共同で製品のローカル化プロジェクトを手がけ、ＭＳＣフラッグシップ・アプリケーションの研究も行われる。ロータス・デベロプメント・コープのJeff Papows重役(CEO)が今年初にマレーシアを訪れた際、同計画の趣旨は政府にも伝えられた。同社は目下ＭＳＣステータスの認可を待っているが、12月にはPapows重役が再度マレーシアを訪れ、フォローアップを行う。
地域教育センターは顧客、パートナー、スタッフにロータス・テクノロジーや同社の製品に関わる訓練を施し、技術を移転する。同センターではロータス・ノーツのユーザー1万5000～1万8000人が訓練される。
昨年ロータス・マレーシアのコミュニケーション部門のビジネスは207％、ビジネス・アプリケーション部門のそれは30％の成長を見た。マレーシアは同社の南アジア(ｲﾝﾄﾞ/ﾌｨﾘﾋﾟﾝを含む)売上に30％貢献しており、来年のマレーシアの貢献はシンガポールを10％上回る見通しだ。(STAR,NST:1022)