SEAnews 1997-10-25 ArtNo.12558

【ロンドン】ゴー・チョクトン首相は23日、「インドネシアの経済的自信再建の努力は東南アジア全体に積極的な波及効果を及ぼし、域内経済を回復の軌道に乗せる」との楽観的見通しを示した。
スコットランドの首都エディンバラで催された英連邦サミットに出席するため英国を訪れたゴー首相は、この日シンガポーリアン留学生らと会見、以上の見通しを語った。それによると、数ヶ月で自信は回復、域内経済も回復の軌道に乗るはずだ。インドネシアは国際通貨基金(IMF)と協議を進め、一連の対策を講じるものと見られ、こうした措置はマレーシアやタイにも積極的な波及効果を及ぼす見通しだ。
域内諸国のリーダーはネガティブな情緒の改善に専心すべきで、情緒問題であることから、言動も慎む必要があると言う。
首相はまたコーズウェーの渋滞問題に触れ、「隣国との間に意見や立場の相違が生じるのは日常的なことだが、協力し、共通の目標を達成するには、双方が誠意を示す必要がある。指導者は長期戦略に基づき、高所から全体を見渡すことが肝要」と指摘した。(ST,BT,LZ:10/24)