SEAnews 1997-10-27 ArtNo.12569

【エディンバラ】シンガポールとマレーシア両国の首相は24日、訪問先のエディンバラ(英国)で非公式に会談、最近発生したコーズウェーの渋滞問題を含む二国間の懸案事項を協議した。
英連邦首脳会議に出席するため当地を訪問中のゴー首相は、ジャヤクマール外相とともにこの日マハティール首相を宿泊中のホテルに訪ねた。両首脳は45分間にわたりプドゥラ・ブランカ島の領有権、シンガポール国内に存在するマラヤ鉄道所有地、及びコーズウェーの渋滞問題等を協議した。コーズウェー問題に関してはそれぞれの所轄官庁に解決策の検討を指示することで合意した。両首脳はまた域内通貨不安問題に関しても意見を交換した。
ゴー首相は来年初にマレーシアを訪問、関係問題をさらに突っ込んで話し合いたい意向を表明、マハティール首相もこれを歓迎した。
両首脳の会談は昨年11月にマニラで開かれたアジア太平洋経済閣僚会議(APEC)以来ほぼ1年ぶりのこと。(ST,BT,LZ:10/25)