SEAnews 1997-11-21 ArtNo.12887

【シンガポール】ジュロン・タウン公社(JTC)は、シンガポールで就業する外国人専門職の居住用に、向こう12ヶ月間に4億5000万Ｓドルを投じ、公開市場で住宅開発局(HDB)中古フラットを購入する。
ＪＴＣのリム・ネオチアン重役(CEO)が火曜に催された年次報告会の席上明らかにしたところによると、中古ＨＤＢフラットの購入は2～3カ月以内にフル稼働し、ほぼ同数の3ルームと4ルーム・フラットが購入される。これまでに400～500フラットを手に入れ、内147フラットを既に賃貸している。
新スキームに対する外国人専門職の反応を見た上で、来年度もほぼ同数の中古ＨＤＢフラットを購入する計画だが、過去2カ月だけで1500件の入居申請を受けており、1日平均10件の割合になる。大部分が3ルームを希望しており、申請から平均1～2カ月でフラットが配分されている。一般に家族や4～5人が共同で申請するケースが多く、企業が従業員のために申請するケースもある。ＪＴＣは単独による申請よりも家族、もしくは共同申請者を優先する方針だ。ピーク時には月間平均約200フラットが配分されることになる見通しだ。
ＪＴＣは今年度18億5000万Ｓドルのプロジェクト予算を組んでおり、ＨＤＢフラットの購入計画はその一部。18億5000万Ｓドルの60％は土地／工場開発に、40％は再開発と住宅事業に投じられると言う。(ST,BT,LZ:11/20)