SEAnews 1997-11-25 ArtNo.12942

【クアラルンプル】Xybase Technologies(M)Sdn Bhdは、パートナーのSybase Software(M)Sdn Bhdと共同で、クラナ・ジャヤの本社ビルにセンター・オブ・コンピテンシー(CoC)を開設した。
Xybaseのスハイミ・アブ・ハッサン重役(CEO)が先週催されたＣｏＣの開所式の席上語ったところによると、ソフトウェアやデータベースの開発ツール“パワービルダー”を用いてソフトウェア・アプリケーションの研究開発(R&D)を手がけるＣｏＣの開設は、同社がクアラルンプル新国際空港(KLIA)建設プロジェクトに参加した直接の結果である。
Xybaseはマレーシア航空(MAS)と共同で、パワービルダーを用い、トータル・エアポート・マネージメント・システムを構成する21のサブ・システムの内の2つ、オペレーショナル・インフォメーション・システム(OIS)及びエアポート・オペレーター・ポイント・オブ・セールスを開発した。
ＫＬＩＡに支援サービスを提供するのがＣｏＣの主要な任務だが、同時に地元のニーズを満たす技術の開発や地元技術者を要請するハブも務める。こうした技術や技術者は、Xybaseが地元や国際市場を開拓する武器になり、輸出市場を開拓し得る地元技術の開発を求めた政府の呼びかけに答えることにもつながる。
既にXybaseはSybaseと共同で米国、インドネシア、フィリピン、韓国、ブルネイそして地元の空港にＯＩＳの売り込みを図っている。ＣｏＣは向こう18ヶ月間に500万米ドルのビジネスを創出する見通しだ。目下のところXybaseの売上は95％地元市場に依存しているが、12カ月以内に海外のビジネスの比重が40％に拡大するものと見られる。
ＣｏＣにはこれまでに25万Ｍドルが投資され、ＫＬＩＡプロジェクトに従事した8人のスタッフがＣｏＣに勤務している。またパートナーのSybaseは主にパワービルダー・ベースのアプリケーションのテストを担当していると言う。(ｺﾝﾋﾟｭｰﾀｲﾑｽﾞ:11/24)