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1997-11-27 ArtNo.12972
◆＜馬＞故ロイ氏の長男、ＭＢＦファイナンス新ＣＥＯに
【クアラルンプル】マレーシア最大の金融会社ＭＢｆファイナンスの総帥ロイ・ヒャンヒョン(雷賢雄)重役(CEO)が25日死去、長子のロイ・ティックガン(雷徳雁:ﾛｽｱﾝｾﾞﾙｽ大卒35歳)氏が26日付けで新ＣＥＯに就任した。
中央銀行は、ＭＢｆファイナンスは豊富な経験を有する専門家チームに管理され、中央銀行の監督を受けていると声明、同グループが引き続き安定した営業を続けることを保証した。
結腸癌で長期にわたる闘病生活をおくってきたロイ・ヒャンヒョン氏は25日夜自宅で62歳の生涯を閉じた。ロイ氏は、1970年代に傘下のパシフィック・デベロプメント・コープを通じ、財政難に陥っていたボルネオ・ファイナンスの権益を買収、その再建に成功した。
ロイ氏のグループ企業の時価総額は今年初にはピークの80億Ｍドルに達したものの、同氏はマレーシアにおける銀行経営の夢を終に実現できなかった。しかしフィリピンでは同グループはユナイテッド・デベロプメント・バンクの30％のシェアを買収、商業銀行、証券仲買、プジョーの組立等を手がけている。またミャンマーにおける銀行の設立も準備中だ。故ロイ氏は4男1女を有し、次男のティックホック氏もビジネス界で活躍している。(LZ:11/27,BT:11/26)
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