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1997-12-04 ArtNo.13056
◆<星>政府系企業2社の天然ガス購入競争過熱
【シンガポール】目下シンガポールの電力供給を独占しているシンガポール・パワー(SP)とスンバワン・コープに率いられるトゥアス・パワー(TP)のインドネシア産天然ガス購入競争が熱気を高めている。
TPグループとインドネシアの国営石油会社プルタミナの交渉のデッドラインは今月末とされるが、西ナトゥナ諸島産の天然ガスを巡る商談は依然妥結していない。もし同期限までに交渉がまとまらなければ、TPは通常の石油燃料を利用した1200MW(メガワット)の発電プラントを発注し、2001年4月の稼働に間に合わせねばならない。天然ガス発電所の熱効率は46-48%と石油燃料を使用した場合の40%を上回り、発電コストも低い。
プルタミナとの交渉が長引いている理由の1つは、TPグループがシンガポール近海における海底ガス・パイプラインの建設とその使用の独占権を求めていること。TPグループはこれにより、SPのナトゥナ・ガスへのアクセスをコントロールできるが、インドネシア側にすれば、ナトゥナ産ガスのシンガポールへの売り込みの機会を狭めることにつながる。とは言え双方ともに同取引に大きな期待を寄せていると言う。
一方、SPグループはやはりプルタミナと中央スマトラ島アサムラからの天然ガス購入交渉をほぼ1年間にわたり続けている。目下Grissikにおけるガス処理施設の建設が進められており、そこから540キロのパイプラインを敷設してドゥリに設けられたカルテックスの工場までガスが運ばれる。同パイプラインを通じたガスの供給は1998年末までに開始される。SPはグリシ/ドゥリ・パイプラインからシンガポールへのパイプラインを別に敷設、日量150mscfのガス購入を予定している。
TPとSPは異なる鉱区から天然ガスの購入を図っているものの、観測筋は両者の競争はシンガポールがより低廉な発電燃料を確保する機会を阻害する可能性もあると懸念している。(BT:12/3)
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