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1997-12-08 ArtNo.13103
◆＜星＞ＦＣＣ、ロヤン・ビラも１０％値下げ、株価５年来の最低に
【シンガポール】ファースト・キャピタル・コーポレーション(FCC)はメイスプリングのコンドミニアム価格を11％カットしたのに続き、ロヤン・ビラの未成約のテラス・ハウス41ユニットも10％値下げ、6日から販売を再開した。
これらのユニットは99年借地権付きで、オファー価格はこれ以前の平均120万Ｓドルから110万Ｍドルに引き下げられた。同社筋によると、これまで同社は購入契約者に家具台として3万8000Sドルのチェックを進呈してきたが、直接値引きした方が効果的と判断、新価格で改めて売りに出した。しかし顧客の印紙税は負担しないと言う。
アナリストは概してＦＣＣの戦略を好感しているが、金曜の同社株価は一時1.51Ｓドルまで下げ、最終的に8.6セント安の1.60Sドルで引けた。これは1992年以来の最安値で、1カ月前の3.98Ｓドルに比べ60％も下降している。この日、他の大部分の不動産銘柄は、値上がりするか、現状を維持し、ＳＥＳ不動産銘柄指数は424.32に0.7ポイント・アップした。アナリストはＦＣＣは大量のリース権付き不動産を抱え、他の不動産銘柄に比して不安定な状況にあるが、現在の価格水準は実勢を遙かに下回っており、安値株と評している。(ST,BT:12/6)
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