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1995-04-20 ArtNo.1315
◆＜星＞ＦＥＬＳ、オフショア産業の復調で最大の恩恵享受
【シンガポール】シンガポール証取(SES)上場のオフショア採掘設備(ﾘｸﾞ)建造会社ファー・イースト・リビングストン・シップビルディング(FELS)は予想されるオフショア産業の景気復調で、最大の恩恵を受ける有利なポジションを確保している。
ソロモン・ブラザーがこのほど発表した“ファー・イースト・リビングストン－－明るい長期的見通し”と題するシンガポール海事業報告書によれば、石油価格の回復に伴い世界のオフショア掘削活動は今年から1998年の間に活況を取り戻し、沖合いリグの稼働率が高まる一方、既存リグが更新期を迎えていることもあって、リグ建造注文の増加が予想される。少なくとも年間20～30基のリグの更新が必要になる見通しで、これは過去10年来最も高い更新率と言える。ＦＥＬＳは経歴、国際的声望、強固な財政基盤等の要因からも、移動オフショア・リグ・プラットフォームを完成しうる東南アジア唯一の企業と見なされる。またＦＥＬＳのエネルギー事業への進出は、同社の純益に占める再帰性収益の比率を91年の41％から60％以上にに高めるものと見られ、今年の純益は30％増の5490万Ｓドルが見込めると言う。(BT,LZ:4/19)
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