SEAnews 1998-01-07 ArtNo.13369

【ムンバイ】タタ・エンジニアリング・アンド・ロコモーティブ・カンパニーLtd(TELCO)の在庫一掃を目指し、タタ・ファイナンス Ltdは数日前からＴＥＬＣＯ商用車ディーラー全社に一律5％の低利自動車購入ローンの便宜を提供している。ちなみに通常の金利は9～11.5％。
タタ・ファイナンス幹部によると、同便宜は、ＴＥＬＣＯが昨年9月30日以前に各ディーラーにインボイスを発行した分の商用車在庫に適応され、今月末まで提供される。
昨年4～11月のインドの小型商用車販売台数は前年同期の4万8604台を25％下回る3万6284台に落ち込んだ。同期のＴＥＬＣＯの販売台数は3万1184台から2万2955台に26％減少、アショク・レイランドの販売台数も1329台から773台に42％の大幅減を記録した。
好調な売上(18-19%増)で昨年各社が設備能力を拡大させた大型商用車も今は苦しい状況にある。インド自動車工業会の統計によると、同期のトラック生産台数は19万0834台から15万8218台に17％減少している。これまで大型商用車の需要の半分に寄与してきた運送各社も景気回復の遅れで目立った業務の拡張を行っていないと言う。(ET:1/6)