SEAnews 1998-01-09 ArtNo.13403

【ニューデリー】延べ3万4000キロに及ぶナショナル・ハイウェーの全てを4車線に拡幅する方針を決めたインド政府は、プロジェクトの推進役を担ういわゆるスペシャル・パーパス・ビークル(SPV)77チームを選考する入札を募集する。
政府方面の消息によれば、ナショナル・ハイウェー・オーソリティー・オブ・インディア(NHAI)は既に拡幅工事を施す77路線のリストアップを完了している。同入札に参加する民間企業はいずれの路線を手がけるか選択でき、その後政府部門との具体的な協力交渉が行われる。
関係プロジェクトにはＤＢＦＯ(設計/建設/金融/経営)方式が採用され、落札者はデザインばかりでなく、経営にも参画できる。しかしながら建設請負契約は30年間のＢＯＴ(建設/経営/引渡)方式に基づき発注される。
政府は当初デリー、カルカッタ、チェンナイ、ムンバイを結ぶ総延長5000キロのいわゆるゴールデン・クオドラングルの拡幅を計画したが、同計画を全国的規模で進める方針を決めた。政府は関係プロジェクトに出資するとともに、工事がスケジュールを繰り上げて完成された場合にはボーナスも提供すると言う。(ET:1/8)