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1998-01-12 ArtNo.13419
◆<星>三井化学、US$2億第2プラントの可否検討
【シンガポール】三井化学はこのほど着工された総コスト6600万米ドルのフェノールA(BPA)工場に原料を供給するフェノール上流部門工場を新たに2億米ドル余を投じて建設する可否を今年5月か6月までに決定する。
三井化学幹部は、9日サクラ島で催されたBPA工場の起工式の席上、「長期的見地からシンガポールへの工場進出を決めたため、昨今の域内の経済危機の影響は受けない」、「また第2工場を設ける上で有利な兆候も生じている」と指摘した。
三井化学は目下年間14万トンのBPAを製造、域内市場の40%のシェアを占めているが、ミツイ・ビスフェノール・シンガポールの年産7万トンの新工場が来年3月に稼働すれば、同グループのBPA製造能力は年間21万トンに達する。
ミツイ・ビフェノール・シンガポールの土岐五郎重役(MD)は、「現在のトン当たり1300米ドルの価格からすれば、新工場の年間売上は1億米ドルに達する。最近の通貨危機でタイの一部化学工場に問題は生じているものの、同社の顧客は影響を受けていない」と語った。
三井化学の佐藤彰夫社長によると、光ディスク、自動車部品、電子部品、エポキシ樹脂等の原料となるBPAの需要は今後二桁成長が見込める。アジアの経済危機はそう長くは続かず、一定の調整期間を経た後、成長基調が回復するものと見られる。このため同社としては第2次投資計画の可能性を検討している。関係事業化調査は最終段階を迎えており、数ヶ月以内に決定が下される。第2次投資計画が実行されるまでは、日本、米国、欧州からBPA原料を輸入することになる。
土岐氏によれば、第2工場の事業化調査は生産規模等の技術的内容に関わるもので、まだ原料調達契約は結ばれていないが、エクソン、ペトロケミカル・コーポレーション・シンガポール、モービル等との初歩的協議がもたれていると言う。(BT,ST,LZ:1/10)
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