SEAnews 1998-01-15 ArtNo.13464

【ジャカルタ】ジャカルタ市郊外の大統領公邸で13日夜、1時間にわたってスハルト大統領と会談後記者会見したシンガポールのゴー・チョクトン首相は、スハルト大統領の経済改革実行の決意に満足したと語った。
ゴー首相によると、スハルト大統領は、この日午前には米国のウィリアム・コーエン国防長官と、午後には米国のローレンス・サマーズ副財務長官と会談し、忙しい1日を過ごした後だったが、疲労のかげも無く、くつろいだ様子で首相との会談に臨んだと言う。
ゴー首相はシンガポール政府がインドネシアに約束した50億米ドルの援助枠を拡大する可能性や早期に支出する可能性に関してコメントを控えた。
スハルト大統領はサマーズ副財務長官に対しても、国際通貨基金(IMF)との間で合意に達した経済改革を実行する意思を確認したとされ、この日、ルピアの対米ドル相場は前日の8625ルピアから8225ルピアに強化、ジャカルタ証取の株価指数も6.5％アップした。(ST,BT,LZ:1/14)