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1998-01-15 ArtNo.13466
◆<星>ケッペル/タットリーの合併は大型合併の序曲?
【シンガポール】ケッペル、タットリー両行が合併してできる新銀行が、さらシンガポール開発銀行(DBS)もしくはシンガポール郵便貯金銀行(POSBANK)、あるいは双方と合併し、域内有数の大銀行が誕生する可能性が予想されている。
某銀行筋は、最も可能性が高いのはDBSとの合併で、実現すれば、資産1000億Sドル、株主資本100億Sドルの大銀行が誕生すると予想した。DBSはケッペルと同じく政府持株会社タマセク・ホールディングスのメンバーで、現在タットリーに13.6%出資している。
フレーザーAMMBリサーチは、ケッペル/タットリーの合併はスリー・ステップ・ダンスの第1歩で、第2、第3のステップでDBS及びPOSBANKとの合併が実現する可能性が有ると指摘する。
また、JMサスーンの金融アナリスト、Y.H.ライ氏は、ケッペル/タットリー新銀行はいまだ当局を満足させるだけの規模に達しておらず、地場4大銀行のうちの1行との合併が続くはずと見る。
GKゴー証券のアナリストは、ユニオン・バンク・オブ・スイツァランドとスイス・バンキング・コーポレーションの合併を例に挙げ、巨大銀行が競争する世界市場でDBSが単独で活動するには限界があり、ケッペル/タットリーとの合併は必然的方向と指摘した。
一方、ケッペルとタットリーの合併にともない、それぞれの金融子会社も合併、国内第2位もしくは第3位の金融会社が誕生する。現在、金融会社の第1位はホンリョン・ファイナンス、第2位はDBSファイナンス。ケッペルとタットリーの銀行/金融会社を合わせた国内店舗数は73店になる。(BT:1/14)
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