SEAnews 1998-01-19 ArtNo.13511

【ブタペスト／シンガポール】ナットスチール・エレクトロニクスはハンガリーにコンピューター用プリント基板アセンブリー(PCBA)工場を設ける可能性を検討している。
ナットスチール・エレクトロニクスのリム社長がブルームバーグに語ったところによると、同社はまだ工場建設地を決めていないが、ハンガリーに設けられる可能性が大きい。
リム氏はハンガリー当局との交渉の詳細を語ることを避けているが、地元紙が報じたところによれば、1450万米ドルの投資が検討されている。リム氏はチェコスロバキアも訪れ、関係方面と同様の会談を行う予定で、数週間以内に最終決定を下す見通しだ。またＡＦＰは同社がハンガリーに1500万米ドルを投資する計画と報じた。
シンガポールの聯合早報紙がナットスチール・エレクトロニクスに以上の報道の確認を求めたところ、同社スポークスマンは投資の額は投資先を決定後、算出されるが、目下のところ依然として複数の候補地を検討、欧州のいずれの国に工場を設けるかは未定と語った。
リム氏は昨年聯合早報のインタビューを受けた際には、向こう2、3年内に欧州に工場を設ける計画で、エストニア、ハンガリー、チェコスロバキアのいずれかになる可能性が大きいと語っていた。(LZ:1/17)