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1998-01-26 ArtNo.13600
◆<星>精密工学会社CAM、ペナン子会社売却準備
【シンガポール】不実経営が明るみに出て財政破綻に陥ったシンガポール証取(SES)上場の精密エンジニアリング会社CAMインターナショナル・ホールディングズは、中核業務を担当する子会社CAMアドバーンスト・テクノロジーズ・マレーシアSdn Bhd(CTM)の売却を通じて、事業の再編を図る方針を決め、株主に承認を求めた。
CAMは、23日のステートメントの中で、CTMの売却は現状で選択し得る最善のものであるとし、CTM及び他の子会社や資産の売却と、それを可能にするための1億8000万株の新株(1株10セント以上)とワラントの発行を承認するよう株主に求めている。新株の発行はCTMの3200万Sドルの銀行借入の一部を株式に転換し、バイヤーに同債務のできるだけ多くを引き受けるよう奨励する上で必要な措置と言う。
1996年の監査済み会計報告は来月にも公表できる見通しで、1997年9月30日締めの会計報告もほぼ完成、監査も近く完了する。リチャード・フー蔵相は最近の国会答弁で、CAMの最近の財政状況に関する情報が投資家に提供されていない現状では、CAM株の取引停止措置を解除することはできないと語っていた。
CAMは昨年、架空取引や文書偽造等の不正行為が明るみに出て複数のトップ管理職が実刑判決を受けた上、SESにおける取引も停止された。SES上場の精密エンジニアリング会社Uracoホールディングズの4800万Sドルの救済計画も、CAMがその財政状況を明らかにすることができなかったことから、破談に終わっている。(ST,BT,LZ:1/24)
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