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1998-01-26 ArtNo.13606
◆<馬>従来型の住宅需要は依然安定:WTWレポート
【クアラルンプル】国内経済は問題に直面しているものの、従来型の住宅は今年も比較的安定した需要が見込める。しかし地元不動産市場の他の部門の需要は減退する見通しだ。
国際不動産コンサルタント会社CH Williams Talhar & Wong Sdn Bhdは、“1998年WTWプロパティー・セクター最高経営担当者(CEO)サーベイ報告書”の中で以上の見通しを明らかにしている。同社が昨年11月に不動産開発業者/金融機関/建設会社/地主/不動産専門家/ホテル経営者/小売業者/政府機関のCEO125人にアンケートをとったところ、今年の不動産市場は概して安定が維持されるが、コンドミニアム、小売り、オフィス部門には、供給過剰が生じ、また株式市場の回復が遅れ、融資取り入れが阻害されるなら状況は変化すると予想された。
調査されたCEOの73%は従来型住宅の需要は比較的高めに推移、少なくとも横這い状態が保たれると予想した。ほぼ75%のデベロッパーが新規プロジェクトの売り出しを予定しており、90%の回答者が建材コストの上昇を、40%が労働コストの10~20%上昇を予想、取引量と取引価格については下降が予想された。
不動産市況に影響を及ぼす要因としては株式市況/外為市場動向/経済成長が指摘され、これまでの調査で指摘された経済成長/国民所得/雇用動向と相違が見られた。
WTWのゴー・ティエンスイ取締役は23日記者会見し、以上の発表を行うとともに、不動産市場は過去2年間の活況を経た後、調整期を迎えており、調査結果にはこうした市場動向が反映されていると語った。(NST,STAR:1/24)
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