SEAnews 1998-02-02 ArtNo.13651

【クアラルンプル】東南アジア初の総合的なバイオ産業基地がヌグリ・スンビラン州ジュルブのスガイ・ロタンに建設される。
ヌグリ・スンビラン州のモハド・イサ首席大臣が先週語ったところによると、向こう2～4年間に、2期に分けて1億3200万Ｍドルが投じられ、バイオテクノロジー・ディバーシファイド・インダストリーズSdn Bhd(BDISB）が開発主体を務める。
先月27日関係契約3件が交わされた。うち1件は、ＢＤＩＳＢの子会社バイオカラメルSdn Bhd とシリムBhdのカラメル技術の使用許可契約。もう1件は、ＢＤＩＳＢとシリムのハイ・フルクトース・グルコース・シロップ製造のコンサルタント契約。3件目は、ＢＤＩＳＢとコプラシ・ムガタニ Bhdの原料タピオカの供給契約。
第1期事業では、グルコース、マルトース、カラメルの製造施設が建設される。さらにグルコース工場にハイ・フラクトース・グルコース・シロップ工場が併設され、食品産業向け蔗糖の代替品が製造される。第2期事業では、清涼飲料水などの原料になるクエン酸の製造施設が建設される。現在、クエン酸は全量が輸入されている。(STAR:1/28)