SEAnews 1998-02-17 ArtNo.13847

【クアラルンプル】台湾のコンピューター会社エイサー・インクはマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)における様々なビジネスの可能性を研究しており、それ自身でソフトウェアの開発に乗り出す他、ベンチャーキャピタルを設け、他社のこの方面の活動を支援することを検討している。
エイサーのスタン・シー会長兼ＣＥＯが先週催されたＭＳＣ国際顧問理事会(IAP)に出席後マスコミに語ったところによると、同社は2010年までに利益の3分の1、売上の6分の1をソフトウェア・ビジネスから得ることを目指しており、ＭＳＣを拠点にローカル市場だけでなく、国際市場をターゲットとしたソフト製品を開発する計画だ。
また6000万米ドルのベンチャー・キャピタル・ファンドを設け、通信産業向けソフトウェアの開発を手がけるアジア企業に投資する計画で、目下台湾政府に認可を申請している。
また同社が掲げるＸＣコンセプトもＭＳＣの環境にマッチしている。今日のパソコン(PC)は一般の消費者には複雑すぎるため、エイサーはキッズ・コンピューター(KC)、ゲーム・コンピューター(GC)、セット・トップ・コンピューター(STC)、ホーム・バンキング・コンピューター(HBC)、エデュケーション・コンピューター(EC)、インターネット・コンピューター(INC)等の安価で、使い勝手の良い大衆的なコンピューターの製造を計画していると言う。(ｺﾝﾋﾟｭｰﾀｲﾑｽﾞ:2/16)