SEAnews 1998-02-25 ArtNo.13949

【シンガポール】シンガポール最大のエンジニアリング・グループ、シンガポール・テクノロジーズ・エンジニアリング(STE)は、兵器のアップグレード面における世界水準の技術で国際的な評価を高めている。
ＳＴＥの14億Ｓドルを超える年間売上の60％が国防関連契約で占められ、造修船、車両修理、航空会社支援業務などの民需関連契約は40％にとどまる。最大の顧客はシンガポール国防省だが、同社は兵器技術の輸出拡大にも力を入れている。
ブン・スワンフー社長兼ＣＥＯによると、最新兵器システムに対するシンガポール国防省の評価、選択、管理の水準の高さを知る海外顧客の間で、同省と緊密な業務関係をもつＳＴＥの評価が高まっている。
海外顧客との取り引きで国防省から規制を受けることはないか、との質問にブン社長は、「顧客のニーズに応じて製品を仕上げることができ、顧客の要求が国防省の要求を超えるものであっても、供給を続ける。顧客サポートはまったく自由」と語った。(BT:2/24)