SEAnews 1998-03-05 ArtNo.14054

【シンガポール】米国拠点のロジスティクス・サービス会社Circle Internationalは目下アジアで複数の合弁交渉を進めており、交渉が妥結すればアジアにおける営業額が25％拡大するものと予想している。
ピーター・ジャイバート会長兼ＣＥＯによれば、90日乃至120日以内にある種の戦略的な投資合弁が妥結する見通しで、これにより域内売上は昨年の2億6000万米ドルから25％、6000万米ドルほど拡大する見通しだ。同社はこれ以前には独自のオフィスを設け、市場開拓を図っていたが、現地合弁方式を採用して以来、域内の経済波乱に関わらず事業は順調に成長している。例えばタイでは昨年第3四半期に合弁会社を設立して以来、年間利益は10万米ドルから120万米ドルにジャンプした。
今年のアジア売上は昨年の28％を上回る35％の成長が見込める。同社は以前には専ら米国の商品をアジアに輸送してきたが、今では双方向の輸送を手がけ、米国からの輸送の減少は、アジアから米国への輸送の拡大で補われていると言う。(BT:3/4)