SEAnews 1998-04-14 ArtNo.14548

【クアラルンプル】主に輸出向けアロイ・ホイールの製造を手がけるＢＳＡマニュファクチュアリングSdb Bhd(BSAM)は、今年の売上が昨年の7500万Ｍドルから1億Ｍドルの大台に乗るものと予想している。
ＢＳＡＭの創設者Cam Soh Thiam Hong会長が最近クアラルンプルで催されたマレーシアと台湾のタイヤ／ゴム製品製造業者協会の会合で語ったところによると、同社は、月間約1万5000ユニットのアロイ・ホイールを製造、277万Ｍドルの月間売上をあげている。目下製品は47ヶ国に輸出されているが、輸出先は今年末までに80ヶ国に拡大され、年商も1億Ｍドルに達する見通しだ。
原料のアロイはドバイから輸入しているが、Ｍドル相場の下降で輸入コストはキロ当たり4.50Ｍドルから6.60Ｍドルにアップした。しかし輸出志向産業のため大きな影響は受けていない。
国内経済の不振に関わらず、ビジネスは安定しており、ラワン工場では目下年間35万ユニットのホイールが製造されている。最近、ＢＳＡ商標のタイヤも発売したが、こちらは国内経済の不振から独自工場を設ける計画を放棄、社外に製造を委託している。ＢＳＡＭはまたフランチャイズの導入も計画していると言う。(NST:4/13)