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1998-04-18 ArtNo.14606
◆<馬>Ekran取引停止申請棄却、ボルネオ実業家に権益売却?
【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)は、新たな株主の出現に伴う組織再編計画の見直しを理由に取引停止期間の10日間延長を求めたEkran Bhdの申請を棄却、昨日から同社株の取引を再開した。
アナリストらは、これまで同様な延長申請をいずれも認めきたKLSEの決定に驚きを表明している。例えばサイム・バンクの買収を図るラシド・フサインBhdとその子会社の取引は3月4日以来停止されている。
一方、Ekran権益の予想されるバイヤーを前日の紙面に列挙したシンガポールのBT紙は、この内の1人、クー・カイペン氏のマラヤン・ユナイテッド・インダストリーズ・スポークスマンが如何なる提案にもドアは開かれていると語ったと報じた。
またロイター通信は業界筋の言としてEkran Bhdのティン・ペクキイン会長は、Ekranの50.47%の持分をサラワク州のビジネスマン、ティオン・キンシン氏に売却を図っていると伝えている。
ティン氏とティオン氏の取引はこれ以前にも報じられており、昨年12月には、ティン氏はパシフィック・ケミカルズBhdの22.14%のシェアをティオン氏に売却したと発表している。また昨年7月、Ekranはウェムブリー・インダストリーズ・ホールディングズBhdの32.82%の権益をティオン氏に現金2億8450万Mドルで売却することで条件付き合意に達したと発表した。しかし後者については今年初めに期限が切れたとされる。ウェムブリーは先月1億3000万Mドルの銀行ローン未返済を理由に管財人の管理下に置かれている。
BT紙はまたマレーシアの電力会社トゥナガ・ナシオナルBhdも潜在的バイヤーと推測している。(BT:4/17)
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