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1998-04-24 ArtNo.14683
◆<馬・泰>共同海域産ガス、ペトロナスが全量買い取り
【バンコク】タイ・マレーシア共同開発地域(JDA)の探査開発業者は22日、マレーシアの国営石油会社ペトロナス及びペトローリアム・オーソリティー・オブ・タイランド(PTT)とセールス契約を結んだ。
しかし経済危機に伴うタイにおけるエネルギー需要の急減から、初年度のJDA産ガスはペトロナスが全量買い取ることになった。消息筋によれば、タイがJDA産ガスを購入するのは2004年からになる見通しだ。
今回の契約は7250平方キロのJDAのA-18、B-17、C-19鉱区産のガスに関わるもので価格は100万BTU(ブリティッシュ・サーマル・ユニット)当たり2.03米ドル。同海域のガス埋蔵量は10兆立方フィートと見積もられている。
天然ガスの商業生産は先ずA-18鉱区で2001年半ばからスタート、当面1日3億9000万立方フィートが生産される。同鉱区は米国Triton Energy Corpとペトロナス・カリガリが共同開発している。B-17とC-19両鉱区における商業生産は2002年第3四半期から開始され、当初1日2億5000万立方フィートが生産される。両鉱区はPTTエクスプロレーション・アンド・プロダクションPlcとペトロナス・カリガリが共同で開発を引き受けている。
これら3鉱区の開発コストは15億米ドルと見積もられる。内B-17とC-19のコストは7億米ドルで、A-18鉱区の開発を手がけるTritonは同鉱区の権益売却を希望していると言う。(BT,ST,LZ:4/23)
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