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1998-05-02 ArtNo.14768
◆＜星＞第１四半期の成長率５．６％に：リー副首相
【シンガポール】シンガポールの今年第1四半期の国内総生産(GDP)成長率は5.6％を記録、政府は依然として今年通年の成長率を2.5～4.5％と予想している。
リー・シエンロン副首相は金曜(4/30)に催された全国労働組合会議(NTUC)のメーデー記念晩餐会の席上、以上の数字を明らかにした。それによるとシンガポールの経済成長率は昨年第3四半期の10.7％、同年第4四半期の7.6％、今年第1四半期の5.6％と、鈍化の一途を辿っており、その実、今年第1四半期の生産実績を昨年第4四半期に比較すれば、1.4％のマイナス成長となる。しかしながら通産省は依然として、2.5－4.5％の成長目標を達成可能と見ており、リセッションは予想していない。この点については国際通貨基金(IMF)も同様な見通しを示していると言う。
副首相はまた今年は緩やかな昇級を期待する根拠があるが、労働者は経済が危殆に瀕した際には、減給も覚悟せねばならないと指摘した。それによるとシンガポールで柔軟な賃金制度が語られて久しいが、これまでは主に上方の柔軟性のみが取り上げられてきた。しかし下方の変化も認めないなら柔軟な賃金制度も無意味なものになると言う。(ST,BT,LZ:5/1)
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