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1998-05-04 ArtNo.14782
◆<星>芳香族コンプレックス、パラキシレンの値下がりで打撃
【シンガポール】パラキシレンの国際価格が急落したことからシンガポールの2つの芳香族コンプレックスが深刻な打撃を受けている。
パラキシレンは純粋テレフタル酸の主要原料で、後者はポリエステル繊維、ソフト・ドリンク・ボトル、フィルム、包装材料として広く使用されている。市場筋によるとトン当たりのパラキシレン価格は往時の1000米ドル以上から過去最低レベルの300米ドルに落ち込んでいる。
昨年6月当時すでに価格は軟化基調にあったが、韓国を含む東アジアの新プラントが続々操業を開始、加えてアジアを襲った通貨危機で域内需要が減退したことから、値下がりに拍車がかかった。今年の後半もパラキシレンの洪水状況は持続する見通しだ。
パラキシレン価格の急落はモービル・シンガポール及びシンガポール・アロマティクス・カンパニー(SAC)傘下の2芳香族コンプレックスのボトムラインに深刻な影響を及ぼしている。これらコンプレックスにはそれぞれ約11億Sドルが投資され、メイン生産物として年間各35万トンのパラキシレンが生産されている。
エクソン・ケミカル(50%)、アモコ・ケミカルズ・カンパニー(40%)、台湾拠点のチャイナ・アメリカン・ペトロケミカル・カンパニー(10%)の合弁に成るアイル・チャワン島のSACプラントは、昨年2月に操業を開始した比較的新しいプレーヤーだが、巷間には低調な市況から操業の停止を計画中との噂が流れている。しかしSACスポークスマンはそのような計画は存在せず、長期プレーヤーとしてのプレゼンス確立を図る上から譬え赤字でも操業を継続するとしている。
またモービルがジュロンに設けた芳香族コンプレックスも依然としてフル稼働を続けているようだ。(BT:4/30)
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