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1998-05-15 ArtNo.14919
◆＜星＞ウェスタン・デジタル、４００－５００人解雇
【シンガポール】米系ディスク・ドライブ(HDD)メーカーのウェスタン・デジタル(WD)は14日、デスクトップ・ドライブの製造を手がけるチャイチー工場の従業員、400～500人を解雇したもようだ。同工場にはこれまで4700人が就業していた。
しかしハイエンド・ドライブの製造を担当するトゥアス工場の1300人の従業員は影響を受けなかったようだ。同社はクアラルンプルにもデスクトップ・ドライブを製造する工場を有するが、同工場の従業員が影響を受けたか否かは定かでない。
業界筋はＷＤの解雇は予想されたことと評している。同社は今年第1四半期に予想以上の4500万米ドルの損失を報告しており、昨年9月以来、その出荷目標を数度にわたり下方修正してきた。ＷＤは、昨年9月には、市場の供給過剰に対応するためと称して、四半期ベースの出荷目標を800万ユニットから700万ユニットに引き下げた。しかし、12月にはさらに600万ユニットに下方修正していた。業界の消息によれば、同社は今年第1半期には結局520万ユニットを出荷したようだ。
今年のＨＤＤ世界市場の出荷台数の伸びは、昨年の15－20％から10％に鈍化すると伝えられており、ＨＤＤメーカーはいずれも昨年以来の在庫処理に腐心している。こうした中で観測筋はＨＤＤ市況の回復にはさらに3～6ヶ月を要するとしている。(BT,ST:5/14)
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