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1998-06-05 ArtNo.15201
◆＜馬＞モノレール会社にＭ＄３億ソフト・ローン
【クアラルンプル】マレーシア政府はクアラルンプル市内のモノレール工事再開のため、同プロジェクトを進めるKL-PRT Sdn Bhdに当面3億Ｍドルのソフト・ローンを提供することを決めた。
リン・リョンシク運輸相が3日の定例閣議後語ったところによると、ＫＬ－ＰＲＴはまた株式公開を通じてプロジェクトに必要な資金を調達することを計画、既に証券委員会に申請を提出している。しかし株式公開の規模等の詳細は明らかでない。同社は既に建設工事を再開している。
全長16キロ、建設コスト20億Ｍドルのモノレール・プロジェクトは昨年3月に着工されたが、域内金融危機に伴う資金調達の困難から昨年12月以来工事が停止されていた。同コストは当初の見積もりを上回っているが、プロモーターは米国の技術を導入し、鉄道を建設、さらにインド等に同技術を輸出することも計画している。
しかし英連邦競技会に間に合わせてモノレールの第1期工事を完成させることは不可能で、プロモーターは、できれば競技会開催期間はコンコード・ホテルからジャラン・ハントゥアン間のみを無料で運行、参加者の便宜に供することを計画している。また市内の美観を維持するため、競技会期間は工事も停止する。第1期工事の完成は2000年初めになる見通しと言う。(MBT,STAR,ST,BT:6/4)
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