SEAnews 1998-06-20 ArtNo.15403

【ニューデリー】Oswal Chemicals and Fertilisers Ltd(OCFL)は、米国テキサコから石炭ガス化技術を導入、オリッサ州Talcherに5150クローを投じて、石炭をベースとした年産210万トンの尿素／アンモニア・プラントを建設する。
ＯＣＦＬのAbhey Oswal重役(MD)が18日明らかにしたところによると、独自の炭坑も有することから、原料の品質は保証されており、生産コストはガス・ベースの尿素プラントを遙かに下回る。1999年7月の着工、2001年の完工が目指される。借入／自己資本比率は2：1。100％稼働時の年間売上は2050クロー、キャッシュ・プロフィットは930クロー。しかし金融アレンジはまだ行われていない。
目下オリッサ州Paradeepで進められている1830クロー、年産192万トンのリン酸肥料プラントは1999年9月に商業生産を開始する予定で、これまでに475クローが投資されている。借入／自己資本比率は2：1。フル操業時の年間営業額は2100クロー、キャッシュ・プロフィットは515クローが見込まれている。
これらのプロジェクトが全て完全操業すれば、既存の低密度ポリエチレン(LDPE)ビジネスも含めて年商3000クロー、キャッシュ・プロフィット800クローが見込める。またＬＤＰＥとリン酸肥料ビジネスの利益により、尿素事業に必要な資金も賄える見通しと言う。(ET:6/19)