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1998-07-11 ArtNo.15666
◆＜馬＞アンワル／ダイム両氏、Ｍ＄２２０億起債目指し世界行脚
【クアラルンプル】アンワル副首相兼蔵相とダイム・ザイヌディン特別任務担当総理府相は、今月末からそれぞれ代表団を率い世界を行脚、国内銀行業界の不良債権を買い取り、その管理を引き受けるアセット・マネージメント・カンパニー(AMC)が発行する債券のプロモーションを行う。
アンワル副首相側近によれば、副首相は欧州と米国を訪問、ダイム総理府相は恐らく東方諸国を歴訪、両チームは最終訪問地の米国で合流する。
マレーシア政府の見積もりでは、ＡＭＣは250億Ｍドルの資金を必要とし、内100億Ｓドルを国際市場で起債することになる。ＪＰモルガンとアーサー・アンデルセンがＡＭＣのアドバイザーを引き受けている。
アンワル副首相はこの他、最近合計120億Ｍドルの2つのファンド創設を宣言しており、これらは50億Ｍドルのインフラ開発基金と70億Ｍドルの社会経済開発用基金。
エコノミストらは、金融危機でアジア経済全体が危機に瀕している時期でもあり、マレーシア政府の国際市場における資金調達の前途を楽観していない。某米国銀行の幹部はマレーシアの起債の成否は、域内債券市場全体の試金石になると指摘した。(ST,BT,LZ:7/10)
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