SEAnews 1995-05-12 ArtNo.1567

【シンガポール】シンガポール・テレコムは、タイ、中国、英国における複数の事業の権益を拡大した。
同社が8日発表したところによれば、シンガポール・テレコム・インターナショナル(STI)はタイにおける情報サービスの提供とネットワーク機器の販売を手掛けるデータ・ネットワーク・ソルーション・カンパニー・リミテッド(DNSC)の49％の権益を取得した。払込資本100万バーツ(S$5万7000)のＤＮＳＣの残りの51％の権益はUdomwan Co Ltdが保持している。またテレコム子会社のシンガポール・ポストは印刷／郵送サービス会社d-Post(ﾀｲﾗﾝﾄﾞ)に25％出資する。新会社はデータを電子処理後、レーザー・プリンターで印刷、即座に封書に収めて郵送する。パートナーのフューチャー・ハイテク・カンパニーLtdが残りの75％を出資する。一方、このほど中国に設立された授権資本2980万米ドルの全国ページング・サービス会社ペイチン・アジア・パシフィック・ファースト・スター・コミュニケーションズ・テクノロジー・カンパニーLtdにＳＴＩは35％出資する。中国政府が通信事業への外資の進出を認めたのは今回初めてのこと。テレコムはまた英国企業ヨークシャー・ケーブル・グループLtdの4.5％の権益を1050万ポンド(S$2350万)で買い足し、持ち株を50％に引き上げた。残りの50％はゼネラル・ケーブルPlcが保持している。(ST,BT,LZ:9/5)