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1998-07-15 ArtNo.15706
◆<星・印尼>US$80億天然ガス供給協定に調印
【シンガポール】スンバワン・エンジニアリング・アンド・コンストラクションに率いられるシンガポール企業コンソーシアム“スンバワン・ガス”は13日、ジャカルタでインドネシアの国営石油会社プルタミナと、ウェウスト・ナトゥナ沖合鉱区で採取された天然ガスの向こう22年間にわたる供給に関わる総額70億~80億米ドルの協定を結んだ。
インドネシアのクントロ・マンクスブロト鉱業エネルギー相、シンガポール経済開発局(EDB)のフィリップ・ヨー会長(スンバワン・コープ会長)及びシンガポール大使の立ち会いの下に調印されたガス・セールス協定(GSA)は、今年10月までに調印が目指されるパイプラインの敷設を含む総合的パッケージ契約に道を開く、主要な里程標とされる。
GSAの下、南中国海ナトゥナ諸島沖合で採取されたガスが640キロの海底パイプラインを通じて、毎日3億2500万標準立法フィート(SCF)シンガポールに届けられる。同ガスの4分の3はトゥアスとジュロン島の発電所に燃料として供給され、残りはジュロン島石化コンプレックスの需要に供される。マンクスブロト鉱業エネルギー相によると、これによりインドネシアは40億米ドルの輸出収入を得られると言う。
スンバワン・エンジニアリングのタン・キンフェイ副社長によると、関係プロジェクトの当初コストは22億米ドルで、内10億米ドルは、ウェスト・ナトゥナのガス陸揚げプラットフォーム(US$5億)とパイプライン敷設工事(US$5億)等から成るインドネシア・サイドの費用。残りの12億米ドルはシンガポール・サイドにおける複合サイクル発電所やシンガポール周辺のガス・パイプラインの建設コスト。
スンバワン・ユーティリティーズ・アンド・ターミナルズ(SUT)はジュロン島に800MW(メガワット)の発電所を設ける計画で、近く関係入札を募集する。トゥアス・パワーは来年4月に1200MWの発電施設を稼働させるが、第2期分の1200MWの発電施設も2001年4月に稼働する。今回の協定で第2期分のガス・プラント発注の準備が整ったと言う。(ST,BT,LZ:7/14)
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