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1998-08-24 ArtNo.16205
◆<星・印尼>海底パイプライン99年着工:プレミア・オイル
【シンガポール】インドネシアの西ナトゥナ沖合鉱区で採取された天然ガスをシンガポールの石油化学ハブ、ジュロン・アイランドに輸送する640キロの海底パイプラインの建設工事は、予定通り来年着工される。
インドネシアのオブザーバー紙は21日、西ナトゥナ・ガス鉱区生産分与請負業者(PSC)3社中の1社、英国プレミア・オイル幹部の談話を引用、以上の消息を報じたが、同報道はシンガポールのスンブガス・コンソーシアムの声明とも一致している。スンブコープの関係声明はインドネシアの政情不安に伴う金融/ロジスティクス上の問題から計画が遅延する恐れがあるとするオイル・ジャーナルの報道に対してなされたもの。
プレミア・オイルのデベロプメント・コーディネーターを務めるニック・ブラリー氏によると、同社は来年着工される海底パイプライン・プロジェクト第1期工事に充当するため3億米ドルを準備している。プロジェクトの総コストは15億~20億米ドルと見積もられ、内プレミア・オイルの負担分は5億米ドルに満たない見通しだ。
プロジェクト・コストの分担を引き受けた他のPSC2社は、ガルフ・リソーシズとコノコで、PSCのこうした先行投資は、政情不安のインドネシアにおけるプロジェクト融資の困難を補完するためのものとされる。
一方、スンブガス・コンソーシアムを率いるスンバワン・エンジニアリング・アンド・コンストラクションのタン・キンフェイ副社長が21日語ったところによると、ガス・セールス協定の10月調印を目指した商談も継続されている。シンガポール・サイドの支払い保証には、スンブガス・メンバーのEDBインターナショナル、ベルギー企業Tractebel、トゥアス・パワーの他、エンド・ユーザーのスンバワン・ユーティリティーズ・アンド・ターミナルズも加わる見通しだ。(BT:8/22)
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