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1998-09-15 ArtNo.16501
◆<馬>首相、李光耀回顧録中のリー発言に遺憾表明
【クアラルンプル】マハティール首相は、シンガポールのリー・クアンユー上級相がその回顧録の中で、「マレーシアが水供給問題を利用してシンガポールを弄び、脅迫してきた」とする一方、「1964年の人種暴動は与党統一マレー国民組織(UMNO)の策謀によるもの」と述べている点に強い遺憾の意を表明した。
マレー語紙ウトゥサン・ムラユが首相の談話を引用し、報じたところによれば、その実隣国の弱点に乗じて経済的繁栄を遂げて来たのはシンガポールであり、シンガポールにはいささかも隣国を支援する気持ちはない。
マレーシアはシンガポールの国民1人あたり80ガロンの水を供給しているが、シンガポーリアンが毎日これほどの水を消費するのは不可能である。実際にはシンガポールは1000ガロン当たり3Mセントで購入した水をトン当たり7米ドルで売却、またシンガポールに寄港する船舶には一層高値で売りつけ、金儲けをしている。
マレーシアは未だかつて水供給をストップするなどと言ったことはなく、マハティール首相自身何度も水供給の継続を保証してきたと言う。
また1964年の暴動事件がUMNOの策謀により発生したとするリー氏の説に関して、首相は「この種の談話は両国関係を再度緊張させる」と警鐘するとともに、「マレーシア人のためのマレーシアをスローガンに挑発を試みたのは、彼ら自身で、その結果人種暴動が生じたが、実際のところシンガポールさえ存在しなければ、マレーシアの人種問題はとうに解決していたはず」と憤りを露わにした。
しかしマハティール首相は、「回顧録の内容に抗議するか」との記者の質問に、「人種的協調に対する認識が欠如した者に、そのようなことをしても無意味」と抗議する考えを否定した。(LZ,ST,BT:9/15)
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