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1998-09-18 ArtNo.16547
◆<馬>ナジブ教育相も、李光耀回顧録の内容に当惑
【クアラルンプル】李光耀回顧録の中で父親のトゥン・ラザ第2代首相がシンガポールのゴー・ケンスイ氏に賄賂を贈り、懐柔を試みたと記述されたナジブ教育相は16日、反論する機会を持たない故人に対するこの種の攻撃は許されないと強い遺憾の意を表明した。
それによると、ナジブ氏はリー氏の政治生涯や個人生活に批判を加える考えはないが、実際のところリー氏は1964年にシンガポールで発生した人種暴動に責任がある。何故ならリー氏の率いる人民行動党(PAP)の掲げた「マレーシア人のためのマレーシア」の政治スローガンが暴動の発端になったからである。
しかし今になってこの種の旧事を持ち出しても誰も利益を受ける者はない。回顧録の内容は、リー氏が人種問題や国家関係に対する慎重な配慮を欠き、他人の感情に対する思いやりもないことを証明していると言う。
またマレーシア華人協会(MCA)会長を務めるリン・リョンシク運輸相は、「英連邦70ヶ国の代表が参集したコモンウェルス・ゲームがマレーシアで開催されている最中にこの種の回顧録を発表するリー氏の底意は恐ろしい」と述べ、さらに「リー氏がこの時機を選んでシンガポールとマレーシアの親密な関係を世界に宣伝するなら分かるが、不和や摩擦の種を散布するのは、理解しかねる」と指摘した。
一方、オン・カーティン(黄家定)副内相は、李光耀回顧録を発禁処分にするよう求めるジョホール州観光委員会の提案に触れ、内務省は目下、回顧録に、公安、人種/宗教的調和、国家の安全に弊害を及ぼす内容が含まれているか否かを調査していると語った。
それによると、回顧録中のリー談話は主観的な個人的意見と解釈されるが、両国の国民感情や親睦関係にも影響を及ぼす恐れがあるため、内務省は同問題を慎重に検討した上で、決定を下すと言う。(ST,LZ:9/17)
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